こんにちは、いおんです。
最近、あるフリーペーパーに掲載されました。
島のフリーランス特集!!!
ぼくは今、奄美大島で「離島ぐらし」という屋号で個人事業主として活動しています。移住して1年半。ぼくのフリーランスとしての輝かしい活動が認められたのか、特集記事になりました。笑
せっかくなのでぼくが島で1年半、どのようにフリーランスとして活動してきたのか振り返ってみようと思います。
奄美大島のフリーランス事情
そもそもフリーランスってどういう人?と疑問に思う人もいると思うので説明します。
特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。 日本では『自由業』『自由職業』『フリーランス』と呼ばれる。 (Wikipediaより)
今の時代でいうと、パソコンがあればどこでも仕事ができるような人のことを総称してフリーランスと呼ばれています。
奄美大島は、今、フリーランスが最も働きやすい島化計画という事業を進めており、コワーキングスペースを作ったりフリーランスを育てるためのセミナー、フリーランス寺子屋を開催したりしています。
今回特集されたフリーペーパーは、奄美市と一緒にフリーランス寺子屋を開催している株式会社しーまさんが発行しているフリーペーパーです。去年、ぼくも寺子屋に参加して1年間寺子屋生としてSEOライティングについて学びました。
1年の間にしーまさんとはかなり仲良くなり、何度もお仕事をいただく関係になりました。そういうこともあって今回の特集に掲載していただいたのです。
島のフリーランス代表とか、輝かしい活動とか言いましたが調子乗りました。(笑)たまたまご縁があっただけです。ぼくなんかが島のフリーランス代表なんて恐れ多い…島でもっと活躍しているフリーランスの人はたくさんいます。
ぼくがフリーランスとしてやってきたこと
この1年間でぼくがやってきたことをご紹介します。大きく分けて、ライティング、ドローン撮影、映像制作を行って来ました。
ライティング
SEOライティングやネット記事のライティングをしてきました。主にはあまみっけ。という奄美大島の観光情報サイトに記事を書いています。取材して写真撮って加工して記事を書くので結構大変なのですが、奄美大島のことをたくさん知るきっかけになるので楽しいです。
他にも書いた記事はあるのですが、全部紹介してもキリがないので見たい人はあまみっけ。のサイトから見てみてください!
ドローン撮影
ドローンの映像は奄美大島や他の島でもたくさん撮ったのですが、そのデータをテレビ局に提供していました。映像素材が鹿児島のMBCテレビの番組で使われていたのでご紹介します。編集はテレビ局の人がしていますが、使われた素材はすべてぼくが撮影したものです。
ちなみにこのかごしまドローンTRIPは視聴者からドローンの映像を提供してもらって番組にしているのですが、ぼくのドローン映像が最も多く使われています!
はい、自慢です。笑
崎原ビーチ以外にも、古仁屋、マングローブ原生林、喜瀬、実久、与路島の映像が使われています。
映像制作
結婚式の映像やイベントの動画撮影をさせていただきました。3月には与論島の人と一緒にヨロンマラソンのDVDを作成しました。ヨロンマラソンはぼくが島に来るきっかけになったイベントです。2年前に島キャンに参加してヨロンマラソンのお手伝いをしました。
仕事でまた与論島に行ける。それが何よりも嬉しかったです。
1年半奄美大島でフリーランスをやってみて思うこと
島では器用貧乏が役に立つ
おかげさまで毎月、何かしら仕事は入ってきていました。特に営業はしていないのに毎月10〜15万は稼いでいました。他にも予備校でのアルバイトなどの収入も合わせたら、生活するには十分なレベルでした。
驚くのは特に営業をしていないということ。発信なんてこのブログとSNSくらいです。知り合いからの依頼もあれば、ブログからの問い合わせもありました。
「こんなことできますか?」と言われれて「いいですよー。」と言っていたらこんな感じになっていました。笑
島ではいろんなことできる人が重宝される気がします。ひとつの分野に飛び抜けたスペシャリストよりも、広い範囲をカバーできる人。自分の過去の経験が思わぬところで役に立つことが多く、驚きでした。
もともと東京や大阪で個人事業主をしていたとき、肩書きを決めて分野を絞ってやるやり方に息苦しさを感じていました。その点、島では気にせずできているのでありがたいです。いろんなことをやりたがりな性格と、自分ができることがたまたま今の島にマッチしたのかな、と感じます。
島の外からの仕事を増やしたい
ぼくのこれからの課題は島の外からのお金を引っ張って来ることだな、と思います。島、日本の地方はどこもそうだと思うのですが、外貨を稼がないといけないんですよね。
同じフリーペーパーで載っていたTLWorksさんはとてもうまくやっています。TLWorksさんはホームページ制作をされていて、一緒に仕事をしたこともあります。あやまるビレッジさんのホームページのトップの動画は、ぼくがドローンで撮影しました。
TLWorksさんは、奄美市が求めているロールモデルのようなフリーランスなんじゃないでしょうか。しっかりしたスキルがあるし、島の人の役に立っているし、島の外から外貨も稼ぐ。実績をきちんとPRしてプロモーションし、依頼が絶えない。なにより彼女いるし。
目指すべきフリーランスの姿だなぁ、といつも刺激をもらっています。彼女いるし。
やっぱり目の前にいる島の人相手に何かできる方が楽しいのですが、せっかくパソコンあれば仕事ができるので外からのお金を稼ぐこともチャレンジしようと思っています。ひとまず、このブログに広告を貼ってアドセンスやらアフィリエイトやらをやってみます。
月3万円の収入源を複数持つ
目指しているのは月3万円の収入源を複数持つということです。
変化の激しい今の時代、人々のニーズがどう変化するかも分かりません。今はドローンの映像が売れていても、きっと数年すれば売れなくなるでしょう。もっとみんなが気軽にドローンを持てる時代が来ます。今は家庭教師ができていますが、2020年にはセンター試験の形式が変わります。今の自分の知識がどこまで通用するか分かりません。
もちろん、時代に合わせてスキルをアップデートさせることは大事ですが、大事なのはスキルをお金にかえる力だと思っています。自分のスキルが、誰にどう役に立つのか。そしてお金にかえることができれば、いつの時代でも生きていけるんじゃないでしょうか。
何があるか分からない今の時代、ひとつのことに依存していてはリスクが高いとも感じています。複数の収入源を持つことでリスクを分散させることも必要だと思います。
自分がいろいろやりたがりなので、このやり方がぼくの性格に合っているというのが一番なんですがね。
島でフリーランスを目指そうと思っている人へ
この記事を見て、自分もフリーランスとして働いてみようかな、と感じている人がいるかもしれません。
それはとてもありがたいことですが、いきなり自分でお金を稼ぐというのはなかなか難しいものです。ぼくも初めは500円を受け取るのですら躊躇していました。
「稼ぎたい!」という気持ちと「こんな自分がお金をもらうなんて申し訳ない。」という気持ちがせめぎ合うんです。いきなり自分で「サービスはじめました!」なんていうと、周りの人から怪しまれるかも、みたいな不安もあるでしょう。
大切なのは焦らないことだと思います。ぼくも数えてみたら個人事業主登録をしてから6年経っていました。いきなり会社を辞めて独立して、お金がなくなって電車に乗れなくなって泣きわめいたこともあります。
まずは他で収入源がしっかりある状態で、自分がやってて楽しいと思えるスキルをしっかり磨くこと。そして勇気を持ってそれで対価を得る経験をしてみること。少しずつですが自分が受け取れる金額が大きくなっていきます。
奄美市ではフリーランス養成のためのセミナーもやっているので、そういうのに参加してみるといいと思います。開校式は終わっていますが、これから開催されるセミナーには申し込めますよ!