ぼくが人生を通して伝えていきたいこと 〜人生は自由で世界は優しい〜

こんにちは。いおんです。

今度、奄美大島で開催される奄美未来会議というイベントでプレゼンをすることになった。

ノリで出演をオッケーしたものの、何を話せばいいのか分からない。なんとなく言いたいことはあるが、この未来会議は今チャレンジしていることの課題を共有して、一緒に考えるというイベントだ。

やりたいことがないわけではないが、島の人にどう伝えればいいか分からなかった・・・

このイベントには魅力的なシステムがある。プレゼンを一緒に考えてくれるサポーターがいるのだ。今日、サポーターの人の力を借りてプレゼン内容を考えてきた。

話をしてると、自分がやりたいことの本質が見えてきた。改めて見つかると、それはずっとずっと思っていたことだったが、バラバラだったピースが繋がった気がした。今の興奮を忘れないようにブログに書き留めておこう。

大げさな表現で恥ずかしいことも書いてしまうが、それは今の興奮によるものと大目に見て欲しい。

人生で一番やりたくないこと

「遊べるのは学生のうちだけだから!」

「社会は厳しくて大変だよ。」

一番キライなセリフだ。学生のころ、周りの人からこう言われてきた。大人になると遊べなくなり、社会は大変なところだ。社会で勝負するためには、感情的にならず論理的に物事を考えないといけないと思っていた。

実際に社会人を10年やって改めて思うが、

大ウソだ。

もちろん学生時代も楽しい。だけど社会人になるともっと楽しい。遊びの幅もできることも増えていく。

未だにこういうことを言う人がいる。そんな人を見るたび不思議になるのだが、厳しくて大変な社会をそのまま後世に残したいと思っているのだろうか。もう仕方のないことと諦めているのか。

サービス残業が問題になっている会社と同じだと思う。サービス残業が問題になる会社は、なぜかみんな就業時間が過ぎても会社に残る。

「まだ上司が仕事してるし・・・」

「残るのが当たり前だから・・・」

「先に帰ると何か言われそうで・・・」

だけどみんな思っている。早く帰りたい。なぜか空気を読んでみんな終業時刻になっても残っている。いつまでもその空気が流れ、うちの会社はこれが当たり前だから、なんて言い出す。

だれか一人が立ち上がればいい。無駄じゃないですか?早く帰りましょうよ!と早々に退社すればいい。もちろん、はじめは何か言われるだろうし、あいつは空気読まない!と言われるかもしれない。でもそこから空気は変わっていく。

空気を読んで帰らない人ほど「うちの会社はブラックだから・・・」なんて言う。だけど、会社をブラックにしているのは他でもない”あなた”だ。現状に問題を感じながらも、その状況を変えようともせず愚痴を言うだけの人によって、その現状は守られている。

この問題と同じで「社会は厳しいし大変だから」と愚痴を言うだけの大人によって、いつまでも社会は厳しく大変なものになっている。

世界はいつだって優しく人生は自由だ

この世界は不思議で、人間が豊かに安全に生活できるように社会のルールや仕組みができあがったはずなのに、いつの間にかその仕組みに苦しめられている。

世の中の常識や正しさに振り回されて、息苦しくなっている人が多い。

かつてのぼくもそうだった。

“まとも”で”正しい”人生を送ろうとしていた。

だけど正しい人生なんてそもそもない。正しいなんて時代や文化によって変わる価値観で、普遍的なものではない。なんとなく今の時代にあっていて、一般的に”正しい”と言われるだけだ。

正しいか正しくないかなんて、人が勝手に判断するだけのこと。地球上には正義も悪もない。

みんなに等しく可能性は与えられていて、何を選ぶかは自由だ。

束縛するものは何もない。

自分が何を選ぶかだけ。

どう解釈するかも自分次第。

自分を苦しめているのは他でもない自分自身だ。

だからぼくは今を楽しむ

ぼくは子供たちに「世界は楽しいし、人生は自由だ。」と伝えたいし、そういう社会を残していきたいと思う。そのためには、まず自分がそういう人生を歩まないと説得力がない。

だからぼくは一般的な常識よりも、自分が「世界は楽しいし、人生は自由だ。」と思える選択をする。そう感じられる道を選ぶ。

島に来たのも、ドローンやカメラの撮影をしているのも、このブログを書いているのも全てはそのためだ。仕事はあえて一つに絞らないし、会社ではなくフリーランスで仕事をする。

マルチワーカーやフリーランスが正しいと言いたいのではない。

人によっては大企業で働くことや、一つの道を極めることが最善になることはもちろんある。

伝えたいのは、生き方も働き方も自由にデザインできるということだ。

川本真琴が言うように、神様は何も禁止なんかしていない。

これからやっていきたいこと

都会の人や島の人に、新しい生き方や働き方の可能性を提示していきたい。

過去の自分と同じように、都会で行きづらさを感じている人に島での生活を伝えていきたい。自分の生活はもちろん、島を選んで生活している人のこともこのブログで発信したい。

自分が参加したインターンシップ、島キャンの社会人向けをやってみたい。ターゲットはかなりニッチになるが、きっと何人かは自分と同じような状況の人がいるはずだ。

これから日本でも副業が認められ、リモートワーカーやマルチワーカーが増える。ひとつの場所に留まらず、多拠点生活をする人も増えるだろう。いつになるか分からないが、古民家を改装して、多拠点生活をするリモートワーカーが使えるようなコワーキングゲストハウスをやりたい。

そして、そういう人たちの働き方を島の人にも伝え、いろんな働き方ができる島にしたい。今、島では人口が減少して消える寸前の集落が多数存在する。経済が回らず仕事がなく、帰って来たくても帰ってこれない人がたくさんいる。リモートワーカーやマルチワーカーは、そんな島の集落を救うひとつの手段になると思っている。

島での仕事とリモートワークの掛け持ちができれば、生活は安定するし島は外貨を稼げる。仕事がないと出て行く人の数も減らせる。自分たちで集落を守っていくことができる。高校生にも島の働き方の新しい選択肢を見せることができる。

今やっていることと、これから目指すものが繋がった。

伝えたいことは、世界は優しく人生は自由だということ。

そんな話を今日の奄美未来会議でできればいいな。