突然ですが、”たんかん”って知ってますか?
漢字では、桶柑や短柑と書きます。
漢字の通り、みかんと同じ柑橘系の果物です。
奄美大島ではこの時期、たんかんがめちゃくちゃ取れます。
マジで毎日のようにたんかんをもらいます。
先日たんかんの収穫をお手伝いさせていただいたので、今日はその時の様子をお伝えします。
奄美大島で獲れるたんかんのこと
たんかんは、見た目はみかんと変わりません。
みかんよりも少し硬くて、手では少し剥きにくい。
でも、糖度は柑橘類の中で一番高いそうです。
しかもちゃんと柑橘系の酸味もあるので、味の濃いみかんといったところでしょうか。
あとは香りが強く、剥いたら手に残り香がずっとつきます。
一つ剥いただけで部屋の中がたんかんの香りでいっぱいになります。
もともとは台湾から明治末期に伝えられたそうで、国内では鹿児島と沖縄で作られています。
とはいえ、鹿児島も奄美大島、徳之島、屋久島でしか作られていません。そして、鹿児島のシェアは約8割!!!
つまり、ほとんどが奄美群島で作られている果物なのです。
郵便局ではたんかんを送る用のダンボールがありますし、たんかん販売のために今の時期だけオープンしているお店もあります。
車で走れば至るところにオレンジの実をつけた木を見かけるし、今僕が働いている予備校では毎日のようにたんかんをもらいます。
それだけ奄美大島ではメジャーな果物なのです。
たんかんの農場ってどんなところ?
今回、収穫にお邪魔したのは大和村というところのたんかん畑でした。
こんな木が、だいたい10本くらいかな。育っていました。
まだ小さくて実がなっていない木が8本くらい。
高さは高いものだと、4メートルくらいかな?ありました。
で、ひたすら獲っていく。木からオレンジ色がなくなるまで獲る。
高いところはハシゴに登りながら獲る。
結構こわい。
この日は6人くらいで3時間くらいずっと獲ってました。
箱がいっぱいになった♪
ちなみに、去年はミカンコミバエという害虫が発生したため、たんかんは出荷停止になっていました。
ミカンコミバエは果実や果菜に影響与えるため、農林水産省の指導のもと対処を行なっていたようです。
久しぶりの出荷のため、農家さんも頑張っているみたい。
農業のあとのご飯はめちゃくちゃおいしい
収穫がある程度終わった後は、畑でお弁当をみんなで食べました。
でね、その時に畑のお母さんがあったかい汁物を用意してくれたんですよ。
これがめっっっっっちゃうまいんですよ!!!
冷えた体に沁みわたる。。。
具沢山で優しい味で、心がじんわり温かくなるような。
畑仕事をしたあとに外で食べるご飯ってホンマうまいです。
ちゃんとお腹空くしね。
今年は1ヶ月に一度はどこかで畑仕事や農作業をしたいな。